休日だった日曜日の出来事を少々書きます。

会社のホームページなので、プライベートのことはあまり書かないようにしていますが

昨日のことを書きたいと思います。

昨日は日曜日、梅雨の合間で天気は晴れていた。

普段なら嫁に「どっか行くか?」

と誘って出かけるが、昨日は違った。

先週の金曜日に嫁は遅ればせながら

新型コロナウィルスの三回目のワクチン接種を打ってまた、

後遺症が出てきて倦怠感が残っているらしい。

ならば、久しぶりに一人でドライブでも行くか!

と、車を走らせた。

目的も場所も決めずに、西へひたすら車を走らせた。

すると、関ケ原から四日市へ延びる国道365号線に惹かれ

ひたすら南下する。

別に初めてでもない、知っている道。

信号も少なく、交通量も少ない道でなんとも走りやすい。

となると、国道421号の山道を通って滋賀県に出たくなる。

右折して、いざ!滋賀県に!

といっても、別に珍しくなくトラックでも通る道。

山道をひたすら走らせると看板が目に入る

白龍神社まで600m

トラックでは気づかなかった看板

どこだ?

スピードを落としてわき道に入ると、

白龍神社までは通れます

という看板がある「なに?」

恐る恐る入ってみる

すると、この先通行止めと書いた看板の横で

車を止めてサックス♪を吹いている若者がいた。

正直驚いた。

誰もいない、車がすれ違うことが出来ないくらいのところになぜ?

これは、声をかけるしかない!

「白龍神社の関係者の方?」

「違います」

「この先白龍神社まで行けますかね?」

「お兄さんの車は4輪駆動だから多分大丈夫ですけど、お気をつけて」

たったこれだけの会話。気になることはたくさんあるが・・・

そこから離れ、先の情報も分からないままひたすら走らせた。というか登った。

これは、四輪駆動専用神社だぞ!

神社はひっそりと山の中に鎮座して、山からの湧水が流れていて

その水の音だけが聞こえる。

なぜ?こんなところに?

とはいえ、秘境にはまれにある事なのでびっくりはしなかった。

それより、びっくりしたのは

この森の中でサックスを吹いている若者のほうが気になってしょうがない

早速山道を降りていき、若者に声をかけた。

「こんなところでなぜ?」

「週末は気分を変えてここで練習をするんです」

「それにしても・・・」

「なにか白龍神社に関係があるの?」

「友人に教えてもらったんです」

「それにしても・・・」

「あ、お兄さん青龍寺って知ってますか?」

「いいえ」

「青龍寺もいいですよ、2㎞くらい歩きますがいいところですよ」

「あぁ、ありがとう」

「お兄さん、ジャズは好きですか?」

「嫌いじゃないよ、あえて聴こうとはしないけど」

「ジャズはいいですよ」

20~30分ふたりで話をしただろうか

不思議な時間(感覚)だった。

こんどこの辺りを走ったら絶対あの若者のことを思い出すだろう

そのまま国道421号線で滋賀県に入り

帰りは国道406号線でまさに峠を走り、三重県から岐阜県をとおり

「これぞドライブだなぁ」なんて独り言をぶつぶついいながら

帰宅した。

ただ、気になるのは若者が進めてきた 青龍寺だ。

次の目標が出来た。

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